九州へ…現実逃避の孤独旅 (part20)





 6月13日(6日目)になりました。
次は、いよいよ最後の目的、鹿児島の観光です。
もちろん、乗るのは、787系の「つばめ1号」。

この表示機が示す行き先は、あと1年もありません。1年後には、西鹿児島ではなく、新八代に行き先表示は変わっています。

6時57分、定刻に発車しました。
グリーン車も早朝に関わらず、半分埋まっておりました。
 グリーン豪遊券は、期限が切れましたので、いよいよ、一日目で使っていた普通乗車券での旅になります。
そうなんです。博多駅で途中下車したので、そこから先が使えるのです。
普通乗車券ですので、特急券やグリーン券は、別に必要です。

画像にある「24380」と言う数字、わかりますか?これは、名古屋から鹿児島までの往復乗車券の料金です。高いかどうかは、ご判断を…

 もちろん、普通乗車券になっても、グリーン車を利用します。
九州内は、グリーン料金が他の地域よりもかなり安値です。
たとえば、グリーン車料金が他のJRでは4000円が九州の場合では2450円です。これだと、貧乏人でも手が届く範囲になります。
しかも、これまでお伝えしてきたグリーン車サービスもありますし、はっきりいって、グリーン車に乗ったほうがお得です。

わたくしの仲間も、九州のグリーン車に乗ったら、他のJRのグリーン車には乗れない…と言っておりましたが、そのとおりだと思います。
あ、北海道にもこのように九州と似たグリーン車サービスがあります。
 ごらんのように、優雅なグリーン車で過ごします。
わたくしは、このように、九州のレイルウェイマップを窓枠にはさんで、どの辺りを走っているのか、チェックをしながら、景色を見ます。

飲料もおかわり自由ですので、ほんとうに良い空間です。
 博多駅から約20分ほどで、佐賀県の鳥栖駅に着きました。
鳥栖は、福岡県ではなく、佐賀県というのをご存知でしたか?

鳥栖駅前には、ご覧のように、目の前に鳥栖スタジアムというサッカー場があります。駅前なので、交通の便は最高です。
 さて、朝食のお時間です。今回は、大牟田駅弁の「たいらぎ寿司」です。

実を言うと、鳥栖駅弁を食べたかったのですが、見事に振られてしまって…
 中身はご覧の通り…。
かなり豪華な内容となっております。たいらぎって一体何なのでしょうか?貝なのかな?
よく考えると、わたくし分からずに食べておりました(爆)

車窓を見ながらの駅弁というのは、本当に最高ですよね。
 「つばめ」は、菊池川を通って、山間部に来ました。
ここは、田原坂です。西南戦争の地の一つでもあります。

ある一文字を取ると、マニアでは有名なサッカー選手の名前となりますが…一体誰でしょうか?
 くだらない問題なんか言っていると、熊本を越え、八代付近にきました。

787系つばめが九州新幹線の新八代駅へ行くアプローチ線なのですが、もう完成している感じです。
ちなみに、このアプローチ区間は単線となっているのはお伝えしましたね。でも、全通するまでの間、約10年くらいしか使われないですね。
 日奈久駅を出ると、八代海が広がります。
今日は天気がよく、このように最高の景色です。ほんと、好きな人と2人で見たい車窓です。

はるか向こうに見える山々は、天草諸島です。
 ここは、水俣〜出水間の区間です。
ご覧のように、海が見えます。実を言うと、九州新幹線でもここの区間では、海が見渡せます。

しかし、時速260kmなので、あっという間といった感じで通過するかもしれませんが…
 10時52分、西鹿児島駅に着きました。
4時間乗車なのですが、とても長いとは感じない道中でした。

車体にはTSUBAMEのロゴがありますが、これも新幹線開業までなのでしょうか?
 さて、いよいよ、鹿児島観光にいきます。
まずは、鹿児島市内の観光スポットを周遊する「かごしまシティービュー」のバスに乗車します。

ご覧のように、西鹿児島駅は、新幹線開業に向けた大きな工事をしておりました。
 鹿児島観光の必需品、「一日乗車券」を購入します。
この切符は、市電(路面電車)、市営バス、シティービューのバスに一日乗り放題の切符です。かなり重宝物です。
 早速、11時発のシティービューに乗車しました。このシティービューは、30分おきの運行ですので、観光には便利です。

こちらは、ザビエル公園です。このシティービューの車内は、若い女性の一人旅が多く目に付きました。皆さんは何で来たのでしょうか?
特急「つばめ」で来たのでしょうか?もちろん、グリーン車内には、誰もいない人たちばかりでしたが…
 こちら、西郷隆盛の銅像があります。
バス停も西郷銅像前というのがあります。ここでも降りる客がいました。もちろん、わたくしは、ここでは降りません。

この銅像をみて、鹿児島なんだ…と実感。
 バスは山を駆け上り、目的地の城山につきました。
ここが最大の目標でした。
 すぐに、城山展望台に向かいました。
すると、ご覧の通り!でっかい桜島が目の前に!!
これを見るために、来た甲斐がありました。
 また、この城山からは、鹿児島市街も一望できるので、夜なんかは、夜景が奇麗で、デートスポットになったりしているのかもしれません。
 さすがに、鹿児島の象徴ですね。桜島。
今度は、桜島に渡ってみたい欲求が沸いてきました。次回のリベンジですね。

この城山展望台、このように桜島がしっかりと見えるので、ここも好きな人と2人っきりで来るのには、最高の場所です。




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